公開日 2017年09月01日
更新日 2017年08月31日
壬生町では、町と同じ名前をもつ野菜の「壬生菜(みぶな)」に注目し、平成24年度から町内の農家と連携して試験栽培を進め、壬生町の新たな特産品づくりを進めています。
壬生菜は、サラダや鍋の具として知られている「水菜(みずな)」の一種であり、漬物として広く食べられています。平成26年度から、イベントや自治会を通して町内各世帯に種やレシピ集を配布して周知に努めてまいりました。
9月から12月が種をまくのに適した時期です。各家庭で育てた壬生菜を使って、いろいろな壬生菜のメニューに挑戦してはいかがでしょうか。
職員の栽培実験による家庭菜園での直播栽培及びプランター栽培の簡単な方法を写真で紹介いたしますので、参考にしていただければと思います。
※壬生菜の種はJAしもつけ壬生地区営農経済センター(経済課 TEL82-2981)で販売しております。
家庭菜園(10平方メートル)での直播栽培
1 土づくり
・種まき1週間前に、堆肥20kg、苦土石灰1kg、化成肥料1kgを散布し、十分に耕起し、整地する。
※必要に応じて、種まき当日に土壌混和用殺虫剤(粒剤50g)を土と混ぜ合わせる。
2 種まき(冬はビニールトンネルなどの防寒対策が必要)
・株間は5~7cm、うね間は30~40cmが適当。
・指や棒で深さ0.5~1cm の筋を作り、上記の間隔で3~4粒ずつ播き、土をかけ軽く手のひらで押さえる。
・播いた種が流れ出さない程度に十分水をやる。(写真1)
3 生育中の管理
・発芽から生育初期は、土の表面を乾かさないようにする。播種時期にもよるが、4~5日で芽が出る。(写真2)
・成長し密集してきたときは、大きく丈夫そうな苗を残し間引きする。(間引きした苗は、捨てずに食べられる)
※生育に合わせて2~3回実施する。
・青虫や黒い虫が出てきて葉が食べられてしまったら、ホームセンター等で販売している、野菜にかけても安全な殺虫剤をかけて防除する。(写真3・4)
・生育が悪いようなら化成肥料を追肥する。
・種1袋を一度に全部播くと食べきれないので、時期をずらして播くとよい。
4 収穫
・壬生菜の大きさが30~40cm位が収穫適期。(写真5)
・あまり大きく育てると「辛味」や「えぐみ」が出やすい。
プランター栽培
1 土づくり
・プランターに鉢底石(鉢底土)を入れ(写真6)、肥料分のあまり強くない土を入れ、整地する。
※市販の培養土では肥料分が強すぎる(種まきには向かない)場合があるので、黒土と堆肥を半々に混ぜた土でもよい。
2 種まき(冬は防寒対策が必要)
・株間は約4~5cm、プランターの大きさにより2~3列が適当。
・指や棒で深さ0.5~1cm の筋を作り、上記の間隔で3~4粒ずつ播き、土をかけ軽く手のひらで押さえる。(写真7) 発芽状況(写真8)
3 生育中の管理及び 4 収穫は、家庭菜園での直播栽培と同じ。
(写真1)種まき状況完了
(写真2)発芽状況
(写真3)害虫 黒い虫
(写真4)殺虫剤散布
(写真5)収穫適期
(写真6)鉢底石 (土)
(写真7)種まき状況 プランター
(写真8)発芽状況