平成24年7月4日(水)『“プロフェッショナルな生き方に学ぶ”~壬生町出身 サッカー国際審判員 相樂亨さん~』

いよいよ今月27日から4年に1度の世界的スポーツの祭典「ロンドンオリンピック」が開幕いたします。
壬生町ご出身のサッカーの国際審判員、相樂亨さんが、2010年のワールドカップ南アフリカ大会に引き続き、ロンドンオリンピックという世界の大舞台でレフリーを務められることとなりました。

 

相樂さんのご実績については、各種メディア等でご存知のとおりでしょうが、昨年はJリーグの最優秀副審賞を受賞されております。
また、2010年の南アフリカワールドカップにおいて、日本人レフリーのレベルの高さを世界に示されたことは、同じ日本人として大きな誇りでありました。
同大会の決勝戦でもレフリーを務められましたが、開幕日に行われました一戦(ウルグアイ-フランス戦)では、レフリー泣かせの大変荒れた試合展開となる中、終始冷静なレフリングで、同じ日本人の西村主審と並び世界各国メディアから高い賞賛を受けられたことはとても印象に残っております。

 

レフリーとしての実力ももちろんでありますが、相樂さんの魅力は何よりもその素晴らしいお人柄にあります。
先日も、大変ご多忙な中、地元で開催されました中学生のサッカー大会(壬生夕顔杯)に駆けつけていただくなど、故郷でありますこの壬生町をいつも大切にしていただいております。
また、常に世界の第一線でご活躍をされながらも、日々謙虚にご努力をされている姿は私たち町職員の励みでもあり、その「プロフェッショナル」としての仕事への姿勢については、我々自身、見習わなければならないものと感じております。

 

サッカーというものを自分の職業として考える場合、やはり誰もが「プレーヤー」というものを目指すわけですが、誰もが夢叶うほど易しい世界ではありません。
そのような中で大好きなサッカーに携わるために「レフリー」という道を志され、世界に名をとどろかせるまでの存在となられた相樂さんの生き方そのものは、子どもたちが自分自身の将来を考えていく上でも、「大きなヒント」となるのではないでしょうか。

 

何よりも、「壬生町出身の方が世界を舞台に活躍をしている」ということ自体、町民の皆様にとりましても大きな誇りでありますし、壬生の子どもたちの夢、そして希望へとつながっていくものと確信しております。

 

6月28日に開催させていただきました壮行会には、前日は仙台でJリーグのレフリーを務められる等、大変お疲れの中ご出席をしていただきました。
会での相樂さんからのご挨拶の中で次のような言葉がありました。

 

「ロンドンでは、当然、日本の試合ではレフリーができませんので、なかなか私の姿をテレビで皆様にご覧になっていただくことはないかもしれません。
そして、日本が勝ち進めば勝ち進むほど、自分の出番は減ってしまう訳ですが、私は男子も女子も金メダルを取っていただきたい。」

 

まさに日本のサッカーを心から愛し、現場で支え続けておられる相樂さんならではのお言葉であり、私自身大変感銘を受けました。

 

「レフリーがマスコミ等で話題になるのは良いことではありません。何もこちらに情報が入ってこないことで、“相樂は無事に役目を果たした”とどうか思っていてください。」
とも話されておりました。

 

スポーツに限らず、文化・芸術等、様々な分野でご活躍されている方は世界に数多くいらっしゃいます。
しかし、一流の裏方として最高峰の舞台に立つ相樂さんを語るには・・・
「プロフェッショナル」、やはりその言葉が最も相応しいのかもしれません。

 

オリンピック開幕までいよいよ1月を切りました。
もちろん日本がどれだけメダルを取るかも大変興味深いところではありますが、ロンドンの地での“プロフェッショナル 相樂亨さん”のご活躍を一緒に祈りましょう。
「頑張れ!相樂さん!」

 

6月28日開催「相樂亨さん壮行会」

2012.06.28相樂氏壮行会1

「かんぴょうダンス」を披露したとおりまち保育園の園児たちとの1枚です。
子どもたちへの優しい眼差しが印象的でした。

 

2012.06.28相樂氏壮行会2

職員からの質問コーナーからの1枚です。
ユーモアも交え、とてもわかりやすくお答えしてくださいました。

2012.06.28相樂氏壮行会3

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