平成23年3月2日(水)『祝!「歴史とロマンのかんぴょう街道」開通』
2月20日(日)に、栃木県が進める「とちぎ食の回廊づくり事業」の中で、10番目の街道となる「歴史とロマンのかんぴょう街道」開通記念イベントが、「みぶ ハイウェーパーク」において開催されました。かんぴょうをテーマにしたまちづくりを広域で推進することは、「野州かんぴょう発祥の地」である本町にとりましても、大変喜ばしいことだと思います。関係市町の皆様と共に、ユニークな食材である「かんぴょう」を活用したまちづくりを進めて参りたいと考えております。
なお当日は、関係市町を代表してご挨拶をさせていただきましたので、その概要を掲載させていただきます。
食の回廊かんぴょう街道開通式あいさつ概要(来賓―関係市町代表)
本日ここに、「歴史とロマンのかんぴょう街道」開通記念式典が挙行されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。下野市の広瀬市長さんはじめ、関係市町の皆様がご出席されているなか、みぶハイウェーパークでの開催ということで、代表してお祝いを述べさせていただきますことを、ご容赦いただきたいと思います。
この度、栃木県が進める「とちぎ食の回廊づくり事業」の中で、10番目の街道となる「歴史とロマンのかんぴょう街道」が、このように盛大に開通できますことは、誠に喜びにたえないところであります。これもひとえに県当局をはじめ関係各位のご尽力の賜物と、深く敬意と感謝の意を表する次第であります。
さて、全国生産量の98%を占めるかんぴょう王国である栃木県におきまして、小山市、下野市、上三川町、壬生町には、豊かな水田地帯、畑作地帯が広がり、全国一のかんぴょう産地を形成しております。この主産地に、かんぴょうをテーマとした総延長約60㎞に及ぶ「かんぴょう街道」が開通しましたことは、かんぴょうという伝統食を県内外に発信する絶好の機会であると考えております。さらには、かんぴょうを通じて、交流拠点施設や農村景観などの地域資源と歴史・文化が結びつき、交流人口の増加や地域の魅力再発見など、観光や地域活性化に大きく寄与するものと期待されるところであります。
また、平成24年は、かんぴょうが本県に伝来して300年目という節目の年を迎えます。それを記念して、関係機関や団体が中心になり、「かんぴょう300年祭」の実施を検討されているほか、「かんぴょうプロジェクト300」なども進められており、関係各位の熱い思いがイベントや新商品の誕生など、様々な取り組みとして現れてきております。
さらに、県におきましては、来年度から新とちぎ元気プランがスタートし、その目玉としてフードバレー構想を打ち出しておりますので、この「歴史とロマンのかんぴょう街道」についても、更に充実していくものと確信をいたしております。今後とも皆様の英知を結集し、魅力ある街道づくりに邁進され、栃木県を代表する「食の回廊」へ発展されますことを、ご期待申し上げます。
なお、かんぴょう伝来の地「壬生」の町長としても、一言決意を申し上げたいと思います。近年の我が壬生町の「かんぴょう生産」は、どうも元気がないような気がしてなりません。今回の開通を機に、300年前のトップの座を取り戻したいと考えております。新年度予算にも「かんぴょう生産振興」関連の経費を盛り込んでおりますので、関係各位には、是非とも「野州かんぴょう発祥の地 みぶ」の復興に絶大なるご支援をお願い申し上げます。
結びに、歴史とロマンのかんぴょう街道の益々のご発展とご列席の皆様の御健勝を御祈念申し上げまして、御祝いの言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
当日は、本町の農産物イメージキャラクター「ミーナ」や小山市の「かぴょ丸」も、お祝いに駆けつけてくれました。
かんぴょう街道推進協議会の皆さんや下野市長さん達と、開通式のテープカットを行いました。
藤井地区の「干瓢音頭保存会」の皆様により、伝統ある干瓢音頭をご披露いただきました。